吹き矢の健康的効果
「腹式呼吸」は古くの時代から健康法として行なわれていた。
- 古くから「一吸三吐」という呼吸法がありました。この呼吸法は、大きく空気を吸って腹を膨らませた後1~2秒間呼吸を止め、下丹田(へそから指3本分下の下腹)へ、瞬間に「グッ、グッ」と3回に分けて力を入れて全ての息を吐き出す呼吸法です。これを1回にしたのがこの吹き矢です。
- この呼吸法は、次の効果があることが古くから知られていたのです。
●「延髄(えんずい)」を活性化し体調を改善する。
- 延髄とは、脳と脊椎をつなぐ神経や、脳神経の作用が起こる大切な部分で、ここには運動・感覚・自立性の神経核があります。呼吸・心機能・血液循環・消化・代謝や嘔吐・咳・唾液分泌などを、無意識にコントロールする神経をつかさどる中枢で、胸式呼吸と腹式呼吸で大きな呼吸をする指令が、脳から延髄の呼吸中枢に送られ、延髄が活性化して不眠症解消などの体調も改善されことになります。
●腹筋が鍛えられ腹式呼吸力を強化する。
- 吸い込んだ息を思い切り吐くとき、瞬間的に腹筋を強く使うので、腹筋力と腹式呼吸力が強化され、内臓の働きにプラス効果をもたらします。
腹式呼吸を取り入れた吹き矢で |